若くして突然の引退!?24歳ミカエル・イマー選手引退の真相とは

スウェーデンNo1の若手選手、ミカエル・イマー選手が突然の引退発表をしました。

今年(2023年)の全豪オープンの西岡良仁選手の1回戦の相手でしたので、記憶に新しい方もいるかもしれません。

イマ―選手の突然の引退声明に裏には何があったのでしょうか?

メディアによってはミカエル・イメル選手などと翻訳揺れがありますが、本記事ではイマ選手で統一させていただきます。

ミカエル・イマ―選手について

名前ミカエル・イマ―(Mikael Ymer)
国籍スウェーデン
生年月日1998.09.09 24歳(2023年8月現在)
プロ転向2015年
身長183cm
仕様ギアバボラ(ピュアドライブ系統)⇒ウイルソン(ブレード系統?)

打った後のリカバリーがとても早く、軽快なフットワークからのカウンターが印象的な選手です!

イマ―選手vsマレー選手の試合が冒頭~3:40あたりです

引退声明の経緯について ドーピング疑惑!?

結論から申し上げますと、ドーピング疑惑ではなくドーピング検査の無断欠席による18カ月の出場停止処分が直接的な原因ということが分かりました。

プロテニスプレーヤーには不定期なドーピング検査が義務付けられていますが、1年間のうちに3回の検査を欠席したことでITF(国際テニス連盟)から告発をされていたようです。

ただ、この告発内容が真っ当ではないとイマ―選手は主張していたようです。

イマ―選手の主張について

イマー選手本人のX(旧Twitter)での投稿です。

要約すると「3回目の検査欠席に関しては不可抗力だ」という内容となります。

  • 大会都合のホテルの急な変更があり、イマー選手は正しく届出を提出していたにも関わらず、イマー選手の居場所について検査官との認識齟齬があった
  • イマー選手は指定の時間、指定したはずの場所(変更後のホテル)に滞在していた
  • 検査官は違うホテル(当初滞在予定だった方)に出向いていた
  • 確認の電話がアポ終了時刻の5分前にきていたが、それが最終勧告だとは思わなかった。仮にそのタイミングから移動しても時間に間に合うような距離ではなかった

CAS(国際スポーツ仲裁裁判所)の判決で一度は上記を理由に無罪判決になったものの、判決が覆り有罪判決となり、18ヶ月の出場停止処分に至る。

そしてこの判決を受けて引退表明を出したというのが今回の大まかな経緯となります。

まとめ

スウェーデンの若手選手であるミカエル・イマー選手の引退騒動に関してまとめると

  • 引退の直接的理由はドーピング検査の無断欠席による18ヶ月の出場停止処分
  • 3回目のドーピング検査の無断欠席に関して、検査当日の検査官とイマー選手の認識齟齬が焦点に
  • CAS(国際スポーツ仲裁裁判所)の判決で、イマー選手は正しく届出を行っていたとして一度は無罪判決になるものの、判決が覆り処分が決定

上記のような経緯でした。

自己最高位の50位をマークするなど今が旬な選手で、個人的に応援していた選手でもあり、今回の引退表明はかなりショックな内容でした…!

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